飲食店の開業資金はいくら必要か

わが国では年間約4万の飲食店が新しく誕生し、そのうちの約半分が個人開業の店です。これらの飲食店を開業した人が事前に一番知りたかったことは、「開業にいくらの資金が必要か」と言われます。
ところが、特定の条件を設定しない限り、飲食店開業に必要な資金額を明示することは困難といえるようです。一般的には、物件をスケルトンで確保して開業する場合に必要な資金は「坪当たり100万円程度」と言われています。10坪の店で1000万円、15坪の店で1500万円程度の資金が必要ということです。しかし、坪当たり100万円程度と言っても業態や物件条件などによって大きく変わってきますので、あくまでも目安でしかありません。
飲食店を開業する際に必要な資金としては、次の4つです。
1つ目は物件取得費で、店舗物件を取得する際に必要な費用です。
2つ目は店舗工事費で、内外装工事・設備工事・厨房機器・その他備品などに必要な費用です。
3つ目は開業諸経費で、開店告知・広告代・制服代・許認可手続き・開業前の人件費などに必要な費用です。
4つ目は運転資金で、仕入費や人件費など経営が軌道に乗るまでのランニングコストです。
これらにの費用の合計が、必要な開業資金額です。よほど注意して「何にいくら必要か」を書き出して個々の金額を予算化しないと、モレがでてきますし安く見積ってしまいがちです。また、これらの資料は融資を申し込む際にも提出を求められますから、金融機関なども納得できるものでなければなりません。
開業に必要な資金額は、各費用に関係のある専門家や開店経験者などから情報を収集し、少し多めの見積もりによって算出することをおすすめします。